登記簿謄本の請求方法・閲覧方法について

登記簿謄本を取得することによって、空き家の情報を知ることができます。土地と家屋の情報を知ることが、空き家解決の第一歩となるため、登記簿謄本の取得を勧めております。

 

取得方法は3つあります。

 

1.法務局へ行って交付請求する

2.郵送で交付請求する

3.オンラインで閲覧請求

 

また、共通事項として、登記簿謄本を取得する際に記載する住所は、住居表示(~町~丁目~番~号)ではなく、地番と家屋番号が必要となります。

 

課税明細書に記載がある他、法務局に置いているブルーマップ(地図)で確認ができます。その他、法務局に問い合わせることで教えてもらえます。

 

※全国の法務局の情報

1. 法務局へ行って交付請求する方法

 

登記簿謄本は、法務局の窓口へ行って交付請求すれば誰でも取得することができます。全国各地に法務局があり、最寄りの法務局へ行けば遠方であっても希望する不動産の登記簿謄本を取得することができます。

 

法務局の開庁時間は、平日の午前830分から午後515分までです。

 

 

交付請求をするには、備え付けの交付申請書に必要事項を記入し、収入印紙を貼って窓口に提出するだけです。収入印紙は登記簿謄本1通につき600円が必要になります。法務局で購入できるため予め準備する必要はありません。

2. 郵送で交付請求する方法

 

登記簿謄本の交付請求は郵送でも可能です。法務局の窓口で交付請求するのと同じように「登記事項証明書交付申請書」に必要事項を記入して1通あたり600円分の収入印紙を貼り、返信用封筒を同封して最寄りの法務局へ郵送すれば登記簿謄本を郵送してもらえます。申請書は法務局のホームページからダウンロードできます。収入印紙は郵便局などで販売されています。

 

概ね1週間以内には登記簿謄本が返送されてくるようです。

オンラインで閲覧する方法(登記情報提供サービス)

PCをお持ちの方でインターネットが繋がっているかたは、オンライン上で閲覧することができます。保存データをお送りいただくか、印刷してお持ちいただければと思います。

まず、登記情報提供サービスにアクセスします。ここでは都度クレジットカードで決済を行う「一時利用」の使用方法について記載いたします。

なお、登記情報提供サービスには利用時間に制限があります。利用可能時間は登記・供託オンライン申請システムと同じで平日の8時30分から午後9時までです。

一時利用の使用方法について

1.登記情報提供サービスのトップページの「一時利用」の「申込方法」というところをクリック。

2.開いた画面を一番下までスクロールすると「利用申込へ進む」というリンクが出てくるので、クリック。

3.一時利用者登録の画面が開くので、氏名や連絡先、クレジットカード情報などを入力して送信。

IDとパスワードがメールですぐに送られてくるので、一時利用によって登記簿謄本のオンライン閲覧が可能になります。

オンライン閲覧の方法

個人利用でも一時利用でも、取得したIDとパスワードでトップページからログインします。

「不動産請求」の画面を開くと請求事項を入力する画面になるので、ここで登記事項証明書取得申請書に記入するのと同じように取得したい不動産の種別や所在、地番・家屋番号などを正確に入力すれば、その不動産の登記情報をダウンロードできます。

 

※登記情報は登記簿謄本と同じ体裁でダウンロードされます。印刷もできますが、法務局の証明文と公印は付されていないため、原則として証明書として提出することはできないので注意が必要です。